2016/10/12

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2016台日砂防技術交流会(9.18~24)が開催される


9月18日(日)から24日(土)にかけ台湾において、中華水土保持学会、中華防災学会等の主催による「2016台日土砂災害防治研討會」が行われ、日本側から国土交通省職員を含む11名の調査団員(団長:岡本正男(一社)国際砂防協会副会長・(一社)全国治水砂防協会理事長)が参加しました。

 9月19日に農業委員会で開催された行政官会議では、陳吉仲台湾行政院農業委員会副主任委員から歓迎の挨拶と、来賓として西山幸治国土交通省砂防部長の挨拶があり、続いて日本側から3課題、台湾側から1課題の調査・研究報告の後、今後の日台間の協力について議論が行われました。また、20日の成功大学で開催されたシンポジウムでは、日本側から4課題、台湾側から3課題の話題提供と総合討論が行われました。

 現地調査には、堆砂問題を抱える曾文水庫(ダム)、モーラコット台風以降の土砂問題で悩んでいる荖濃渓と來社渓、大規模崩壊予測のために地下水等が観測されている萬山地区、そして洪水調節池に流入する土砂を処理するための砂防施設を配置している三台山野渓に出かけ、議論及び意見交換を行いました。

 また、成功大学で行われたシンポジウムの終了後、中華防災學會蔡光榮理事長より国際砂防協会阿部宗平事務局長に国際防災貢献賞が授与されました。

     
9/19日台行政官会議 9/22來社渓現地調査の様子
9/20 阿部事務局長と蔡理事長 
 
全国治水砂防協会機関誌「砂防と治水234号」(2016年12月号)に関連記事を掲載予定です。