2024/9/19

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2024台日砂防共同研究会(9.8~14)が開催される


 
9月8日(日)から9月14日(土)にかけ台湾(南投縣、台南市、高雄市など)において、中華防災學會、中華水土保持學會の主催による「2024台日砂防共同研究会」が開催され、日本側から国土交通省職員を含む13名の調査団員(団長:大野宏之(一社)国際砂防協会理事長・(一社)全国治水砂防協会理事長)が参加しました。

9月9日の農業部農村発展及水土保持署で行われた台日砂防行政官会議では、日本側・台湾側からそれぞれ3課題の話題提供と総合討論が行われました。

9月11日に成功大學にて開催された「2024台日土砂災害防治技術研討會」(シンポジウム)では、日本側・台湾側からそれぞれ4課題の講演と総合討論が行われました。なお、この研討會には成功大學の学生をはじめ、他大学教官や行政機関関係者など多数の方々が参加されていました。

現地視察では、今年7月に台湾を襲った台風3号(凱米台風)による土砂流出現場(崩坪坑、玉穗溪、扇平)の視察や種瓜坑溪復育工事、新化林場生態工法などの環境保全事業の視察など、多くの現場で議論及び意見交換を行いました。

ご多忙の中、快く訪台調査団に加わっていただいた皆様及び職員の派遣についてご理解ご協力いただいた関係機関の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、調査団受け入れについて格段のご配慮を賜りました台湾の関係者の皆様にも厚く御礼申し上げます。

9/9台日砂防行政官会議 9/11研討會参加者での集合写真
9/12玉穗溪大規模土砂流出現場(高雄市) 9/13扇平土砂流出現場(高雄市) 


(一社)全国治水砂防協会の機関誌「砂防と治水282号」(2024年12月号)に関連記事を掲載予定です。